Wedge

■建築家 一級建築士事務所 作人
■構造 RC工法

京都市内にある間口4m奥行き13mの敷地は、奥に行くほど狭まっており、建物は敷地形状に合わせて、楔(くさび)を打ったような形状で存在する。
周囲のまちなみを考慮して、外観には木製竪格子と庇を配し、家の正面性における構成要素の中心となるよう計画した。
内部構成は各階とも楔形の1室で、トンネルの出入り口的な光の入り方により明暗のグラデーションを生む空間となっている。
また2階から3階の階段の踏み板をグレーチングとすることで、階段室は1階玄関から3階天井までの11mが3層吹き抜けであり、RC打放し壁の刻々と変わる表情を感じとることができる。